
私ができること
「占い」を扱っていますが、私自身は、自分を“占い師”という感覚で捉えてはいません。

ここでいう「占い師」とは、占術体系そのものを深く探究し、その知識や技術によって未来や可能性を読み解いていく専門家、という意味です。
もちろん、私自身も長年にわたり、西洋占星術やタロットをはじめ、さまざまな占術を学び、扱ってきました。
ですが、私にとって占いは、“答え”そのものというより、自分や他者を理解するための「認知のツール」に近いものです。
実際、対話の中では、占術を使う前の段階で、その人の認知のクセや、繰り返されているパターン、解釈の構造が見えてくることがあります。
だからこそ私は、「当たる/当たらない」以上に、
- その人が何を見ているのか
- 何を見落としているのか
- どのような前提で世界を解釈しているのか
を重視しています。
占いは、そのための“入り口”や“補助線”として使っているのかもしれません。
予約の時点で自分が何を言えばいいのかわかる
占術を使う前の段階で、その人がどんな認知パターンを持ち、どこで苦しみや違和感が生まれているのかが、対話の入り口で見えてくることがあります。
もちろん、それは特別な力というより、長年にわたって人や構造を観察し続けてきた結果なのだと思います。
だから私にとって大切なのは、「当てること」ではありません。
むしろ、
- なぜそのパターンが繰り返されるのか
- 何を前提に世界を見ているのか
- どこで認知や解釈が絡まっているのか
を、本人が理解できる形へ整理していくことです。
「それなら結論だけ教えてほしい」と思う人もいるかもしれません。
けれど私は、“答えだけを受け取ること”と、“自分自身で理解できること”は別だと考えています。
誰かから渡された答えは、一時的な安心にはなるかもしれません。
ですが、自分自身の認知や解釈の構造を理解しない限り、同じ苦しさや迷いは形を変えて繰り返されていきます。
だからオクシタニアでは、「正解を与えること」よりも、自分自身で整理し、理解していくことを大切にしています。
私は使われる者として存在する
セッションでは、占術を使わず、対話そのもので完結することも少なくありません。
だから私は、「鑑定」よりも、「セッション」や「対話」という言葉を使っています。
大切にしているのは、“答えを渡すこと”ではなく、その人自身が、自分の感覚や考えを整理し、自分で選択できる状態へ向かうことです。
そのため、時にはあえて別の視点や選択肢を提示することがあります。
けれど、それに従っていただく必要はありません。
むしろ、「やっぱり自分はこうしたい」と、自分自身で納得して選び取っていくことの方が、私にとってはずっと大切です。
実際、セッション後に、「アドバイスとは違う選択をしました」とご報告いただくこともあります。
ですが、その時の私は、むしろ安心しています。
自分の人生を、自分で選ぼうとしているからです。
私は、「当てること」を目的にしていません。
もちろん、未来の流れや可能性を読むことはできます。
けれど、それ以上に興味があるのは、
- その人がどんな可能性を持っているのか
- どんなふうに人生を広げていけるのか
- どんな未来を、自分自身で選び取っていけるのか
ということです。
私だけが持てる視点
対話の中で私は、友人や家族とは少し違う立場にいます。
身近な人は、その人を守ろうとするからこそ、「現実的な選択」を勧めることがあります。
けれど私は、もう少し長い時間軸や、まだ本人も気づいていない可能性を含めて、その人の人生を見ています。
だから時には、「普通なら勧めない選択肢」を提示することもあります。

私は、お客さまの人生を決める存在ではありません。
けれど、その人自身もまだ見えていない物語の可能性を、一緒に見つけていく“読者”のような立場ではありたいと思っています。
未来は、過去から続く延長線上にあります。
でも同時に、「今」の認知や選択によって、どこまでも変化していけるものでもあるのです。
車の中に紛れ込んでいたてんとう虫を見つけるようなこと
お客さまの人生において、私は“主人公”ではありません。
私は、その物語を少し離れた場所から読み、その人自身もまだ気づいていない可能性や流れを見つけていく、“読者”のような存在なのだと思います。

たとえば、車の中に紛れ込んだ一匹のてんとう虫を見つけるように。
ほんの小さな出来事や違和感が、これから始まる変化のサインになっていることがあります。
未来は、過去から現在へ続く延長線上にあります。
けれど同時に、「今」の認知や選択によって、物語はいつからでも広がっていける。
私は、その変化の瞬間に立ち会えることを、とても幸せなことだと思っています。
私は、あなたの人生を決めるためにいるのではありません。
あなた自身の物語が、あなたらしく展開していくことを信じ、その過程を支える“最初の読者”でありたいと思っています。
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