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V.E.フランクル『夜と霧』②

V.E.フランクル『夜と霧』

V.E.フランクル『夜と霧』①

目次

V.E.フランクル『夜と霧』

以下、本文より抜粋。

ここで必要なのは、生命の意味についての問いの観点変更なのである。すなわち、人生から何をわれわれはまだ期待できるかが問題なのではなくて、むしろ人生が何をわれわれから期待しているかが問題なのである。そのことをわれわれは学ばねばならず、また絶望している人間に教えなければならないのである。哲学的に誇張して言えば、コペルニクス的転回が問題なのであると云えよう。すなわちわれわれが人生の意味を問うのではなくて、我々自身が問われた者として体験されるのである。人生はわれわれに毎日毎時問いを提出し、われわれはその問いに、詮索や口先ではなくて、正しい行為によって応答しなければならないのである。人生のいうのは結局、人生の意味の問題に正しく答えること、人生が各人に課する使命を果たすこと、日々の務めを行うことに対する責任を担うことに他ならないのである。

以上。

夜と霧――ドイツ強制収容所の体験記録

V.E.フランクル『夜と霧』③へ続く

Written & Photographed by Aki Kunitake

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この記事を書いた人

オクシタニアのオックン。です。
「自分軸」や「自己分析」について日々研究を重ねています。
オクシタニアの活動の他に自由大学で教授も務めています。

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